今年も現役ドラフトの季節になりました。毎年、現役ドラフトで移籍した選手のなかから主力になる選手がいます。
ポジティブな要素の多い現役ドラフトに出されそうな選手を各球団予想していきたいと思います!
目次
1. 現役ドラフトとは
各球団で実力はあるけど、活躍や試合に出ることができない選手に出番を与えるために一昨年から導入された制度です。
簡単に言うと、各球団は1人を出す代わりに1人指名するという、12球団の間でトレードをする制度です。詳しくは、次の段落を参照してください。
言ってしまえば、飼い殺しを減らして、その選手に出番を与えるというポジティブな制度です。そして、毎年チームの主力となる選手もいます。決して、ネガティブなことではありません。
2. 現役ドラフトの仕組み
① 各球団から2名以上、現役ドラフトに出してもよい選手のリストを提出する
② 各球団は、予備指名として、欲しい選手を一人指名する
③ 予備指名で最も票が集まった選手が所属する球団から本指名の指名が始まる。基本は票数が多いほど優先されるが、票数が同数だった場合は、今年のドラフトの2巡目の順で優先される(西武~)
④ 次の指名は、最初の球団が指名した選手が所属する球団の指名となる
⑤ ④の手順していき、既に一度指名した球団に戻ったら、まだ指名をしていない球団の中から③の優先順位が高い球団から指名を始める
⑥ 12球団の1巡目の指名が終えたら、2巡目に参加するかを決める
⑦ 2巡目が行われたら、その指名の順は1巡目と逆の指名順になる
⑧ 2巡目はいつ棄権してもよい
分かりにくいので例を出します。
予備指名
ソフトバンク 3票
中日 3票
日本ハム 2票
ヤクルト 2票
ロッテ 1票
広島 1票
だったとします。
本指名
票数が最多でウエーバーで先の中日から指名を始めます。
中日→ロッテ ロッテ→中日
となると、中日は既に指名をしたので、指名する球団は予備指名から出された優先順位によって決まる。票数の多いソフトバンクから指名開始。
ソフトバンク→ヤクルト ヤクルト→日本ハム 日本ハム→巨人 巨人→ソフトバンク
となると、ソフトバンクは既に指名したので、指名する球団は予備指名から出された優先順位によって決まる。票数の多い広島から指名開始。
広島→阪神 阪神→広島
となると、広島は既に指名したので、指名する球団は予備指名から出された優先順位によって決まる。票数が0のため、ウエーバーの順で西武から指名開始。
西武→オリックス オリックス→楽天 楽天→DeNA DeNA→西武
となって1巡目終了。
予備指名で票を集めた選手の所属球団から指名が開始するため、球団としては人気のでそうな選手を出すことで、希望の選手を指名できるというメリットがある。
現役ドラフト候補にならない選手
- 外国人選手
- 複数年契約選手
- 来季年俸5000万円以上の選手(一人なら5000万円以上1億円未満の選手も可。その代わり3名以上リストアップする必要あり)
- FA権を行使したことある選手
- FA資格選手
- 育成選手
- 前年シーズン終了後にトレードで獲得した選手
- シーズン終了後に育成から支配下登録された選手
主な候補の選手をリストアップして、現役ドラフト候補者を予想したいと思います!
候補となる選手は”今の球団では出番がないけど他球団に行ったら活躍できそうな選手”です。
3. 候補選手
今村投手(30歳)
1軍成績 7試合登板 8回 防御率 2.25
2軍成績 42登板 44.1回 防御率 2.03
大江投手(25歳)
1軍成績 16試合登板 13.2回 防御率 2.63
2軍成績 32登板 28.2回 防御率 3.14
畠投手(30歳)
1軍成績 1試合登板 3回 防御率 3.00
2軍成績 37登板 44.2回 防御率 1.41
4. 予想選手
大江投手と畠選手と予想します!
今年の巨人のブルペンは左投手が多くいました。ベテランの高梨投手、バルドナード選手、中川選手や中堅から若手にかけて、森田投手、又木投手、横川投手がいます。また、ドラフトでも宮原投手も獲得しました。
そのため、大江投手は変則左腕ではありますが、左投手が多いこともあり、一軍での出番があまりありませんでした。変則左腕の中継ぎはどこの球団も欲しいため、予備指名で多くの票を集めることができるでしょう。
もう一人は畠投手です。1軍での出番がないため、出してあげてもよいでしょう。2軍では防御率1点台のためまだ活躍できるでしょう。大江投手を予想としたため、もう一人は右投手の畠投手にしました。
5. まとめ
現役ドラフトで良い選手を獲得するには、人気の集まる選手をリストに挙げるしかありません。
そのため、大江投手がリストに入ると予想しました。1軍で使わないなら、放出してあげた方が、選手のためにもチームのために良いかと思います。
現役ドラフトが開催されたらまた結果を分析したいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。